落ち葉

満開の桜が散り始めた頃に下を通るのも好きだが、はらはらと散っていく葉っぱも大好きだったりする。
大振りなプラタナスやポプラ、ちょっと重たげなイチョウ、さらさらと散っていく落葉松。
なんでこんなに散るものが好きなのか、いろいろ考えてみたところ、思い当たるのは子供時代の環境かと。
みかん農家だったので、槙の木に囲まれたみかん畑がいつも回りにあり、みかんの葉は秋に散ると言うことしない。冬になっても青いまんま。
よく行く浜辺では、松並木が続き、松も秋に散らない。
こういう環境だったので、散るものにあこがれが増したのかもしれない。
実際、風景を撮った写真はいったいいつの季節だか区別がつかないことが多い。

奈良にいっとき住まいがあったとき、秋にはかさかさと音を立てて街路樹が散っていく様を見て、いたく感動した覚えがある。

こっちに越してきて、近所に落葉する針葉樹が植わっている公園があるのに気づき、昨年はうっとりと眺めてしまった。

時期的に、もうすぐ散るぞぉ(^O^)