ヘビいろいろ

マムシという名が一般的であると知ったのは割と年齢がいってから。
熊野の方ではハビと呼ぶ。
水田の畦や河原の草むら、段々畑などの水場に近い場所に生息しており、夏のホタル狩りなどは長靴を履かないと行かせてもらえなかった。
ハビは跳躍力があまりなく、せいぜいくるぶし付近までしか飛び上がらないから長靴で十分らしい。
この蛇は見つけ次第近寄らずに離れるのが鉄則で、うっかり牽いたりすると子供が体内から出てくる場合がある。
卵を産まずに子供を産む。

同じ蛇でも、アオダイショウは可愛がられていたらしい。
実家の屋根裏にも住んでいたし畑の農機具小屋にも住み着いていた。
うちの親はことさら気にいっていたらしく、姿を見ると喜んでいた。
ネズミなどを食べて生活するため、大事にされていたのだろう。

我が家のプランターにはカナヘビが住み着いている。
ヘビというが、トカゲの部類。目をくりくりさせてなかなか可愛い。