南会津

先週は人の先導で走った南会津の道を今日はひとりで気ままに走ってきました。
特別コレといった目的を持たず、行き当たりばったりでののんびりツーリングでした。

白河方面から南会津に抜ける甲子トンネルが完成しているのをずいぶん前に知り、
渡り木地師の里ということで山を見に出かけてきました。
会津・桧枝岐はずいぶん遠く感じていましたが、やはりというかトンネルが全ての距離を縮めたようです。


観音沼森林公園に寄ってみましたが、沼から細い道がゆるい勾配で奥まで続いています。

それのさらに脇道寄りで撮った写真。



こんなものが立っていました。



沼じたいはショルダーシーズンのため人気もなく水面を埋め尽くすほどのじゅんさいと、トンボがただ静かに存在していました。


下郷町に向けて緩やかな勾配の道を下っていきます。
地図にあるとおり、一面の蕎麦畑が広がっており、白いか細い花の寄り添う光景にしばし見とれてしまいました。

下郷町のガソリンスタンドにて給油しましたが、華ちゃんはリッター35kmは走ることが判明。なかなか。
ついでにガソリンスタンドでかぼちゃの煮物と丸のままのトマトをお茶請けに(笑)いただきました。
勧めてくれるガソリンスタンドのおじさんおばさんから周辺のお話を伺うことが出来ました。
今回、大内宿をおすすめされましたが、ちょっと目的と違ったので次回のお楽しみとします。
宿場町は好きなのでゆっくり来れる時に回ってみたいと思います。
かれこれ小一時間ほど店内で休憩させていただき小腹も満たされ、次の目的地に向かいます。

七ヶ岳林道を国道289から国道121に抜けること。
・・・でしたが、最初は入り口を間違えて工事中のバリケードに阻まれました。
地図をあらためて見直し、本来の入り口を見つけて進入しました。

最初は余裕のしゃくしゃくのフラットダートだったのですが、徐々に砂利が深く、なんだか先々の雲行きがアヤシゲ。
タイヤが埋まりそうな位に深い砂利道となり、クレバス状の道も現れ、だんだん不安に・・・。
たまたま上から渓流釣り師と見られるおじいちゃんが折り畳み自転車で降りてきます。
根性で漕いでいましたが、歩いた方が楽そうだよ。

そのおじいちゃんにこの先の道がどうなっているのか尋ねてみると、上までこんな深砂利が続いているとのこと。
ここ数日前の雷雨でそうとう荒れたようです。
その数日前を知っているということは、地元のおじいちゃんか。

酷道アタックに興味はないので、今回はゴメンナサイをして引き返しました。今度来る時はナンバーを取ったシェルコが必要な様です。
さて、こっちが駄目ならということで反対側の入り口から再チャレンジと思い、国道121方面から入ってみました。
こっち側の入り口はまだマシでしたが、近くで発砲する音がするのと、めずらしくエンストする華ちゃんがいたので何となく
気乗りせずこの林道は今日はやめておこうということに決定。旧中山峠を西に向かって舗装の崩壊しつつある細い峠道を走りました。


先週F650に先導されて走った安ヶ森林道に再び訪れました。
アプローチの初めはすらりと伸びた落葉松林の中を走ります。
まるで信州の高原を走る様です。


峠に近づくにつれだんだんと砂が多くなってきてかなりのところで後輪がスリップする感じがわかります。
先週は乾いた走りやすい道でしたが、朝方フッタであろう雨のせいで水溜りや水路がそこここに出来上がっていて
とても走りづらくなっています。


安ヶ森林道での光景。


完璧に砂地です。まるで白良浜のよう。


下り際に待避所があったのでちょっと休憩しました。
セローのカタログにこんな光景があったけなぁ・・・と思いつつつい写真を撮りたくなります。


下ると湯西川ダムの工事現場に出ます。
自然破壊だなんだという話はどっかに置いといて、でっかい人工物を作り上げていく現場を見るのは好きです。
2年後には完成するようですが、しばらくは工事車両が走り回るにぎやかな土地だと思います。



帰り際に道の駅にて一風呂浴びていきました。
夏休みだけれど、平日でしかも夕方なのでお風呂は貸切状態でした。
なめらかなとてもすべすべするいいお湯でした。



帰路、千本松牧場付近でものすごい虫攻撃に遭いました。
ヘッドライトめがけて飛んでくるのでシールドもウェアも小さい虫だらけ・・・。今日はコレが一番大変でした。


次回の南会津への旅は泊まりがけで来たいと思います。
キャンプ場もあるし、温泉はどこでも沸いてるし、何より満点の星空が眺められそうです。
木地師集落にあるじろえもん滝もぜひ行ってみたいと思いました。

今日の華ちゃんはほぼ500km強走りました。