晩冬

どんりとした空の下、お風呂セットを携えて中央道を北上しました。
出発が遅かったため、首都高を抜けて中央道に入ったのはお昼前、さてこの時点で行き先はあいまい。
南アルプスが見えるパーキングにてツーリングマップルを広げ、進路を決める。
R299で麦草峠を越えるルートは春の雪解けまで閉鎖中なので除外、このまま北上して諏訪から高ボッチを
目指すか、それとも安曇野付近を散策するか、いくつか考えて結局まずは温泉となり、手近な温泉を物色。

増富温泉に決定、韮崎で降りて広域農道を北に走り、塩川ダム経由で日帰り温泉の増富の湯に行きました。

ツーリングマップルには、「世界でも屈指のラジウム含有量」とのこと。
冷泉かなぁ・・・と思っていたら、やっぱり源泉温度はかなり低かったです。



ふと、北海道の二股ラジウム温泉を思い出しました。
まぁ、あそこは館内がえらい階段だらけだったよなぁという印象のほうが強いのですが(笑)

お湯に浸かってみて思ったのは、日帰りで来るとこじゃないという印象。
今度はお泊りで来たいところでした。
湯温度が確か、25℃・30℃・37℃・42℃、とあったかと記憶しています。
出るときに気付いたのですが、入る順番があるんですね。
暖かい方から徐々に冷たい方に入るとか。
今回は30℃でしばらくまったりしてから42℃で温まりました。
平日に行ったせいかもしれないけれど、利用者は、いわゆるスーパー銭湯とは全く違い、湯治場の雰囲気でした。
お湯はぬるくてもかなり身体が温まります。車のなかではしばらくエアコンつけてましたから。
お昼がまだだったのでここの食堂でますとみ定食をいただきました。
サンプルとうりふたつで、量は少なめですが美味しかったです。


増富温泉で骨抜き(笑)になってしまったので、このまままったりと帰路に向かうことにしました。
初めて信州峠を越えます。
右手には瑞牆山が凛々しくそびえ立っています。あの岩のてっぺんに灯を灯したいなぁなどと考えつつ。

八ヶ岳にサヨナラして、佐久穂付近からは目の前には大好きな浅間山がよく見えました。
このまま高速に乗ってしまうのもつまらないので、下仁田まで妙義荒船山を眺めながら峠越えをしました。
牧場への脇道はまだ深い雪で、標高の高さを知らされます。
もうしばらくはこの上州で雪遊びが出来そう。

上信越道に乗り、関越渋滞の電光掲示板を見て眩暈がしたので、北関東道周りで東北道に入って帰りました。
和光近辺で6キロ70分の渋滞って・・・1キロ10分以上かかるんだ。
MTのジムニーは渋滞が大の苦手です。それならまだ下道を走った方が気分的にマシ。