居眠り

帰りの電車、座って本を読んでいたおいちゃんがうつらうつらとし始め、程なく本を両手に抱えたまま眠ってしまった。
しばらく時を置いて電車の揺れと共にバサッと音がして手から本が離れて床に落ちた。
それでも手を差し出した状態のままおいちゃんは眠り続けピクリともしない。
ふと駅で気が付き降りたはいいけれど、どうやら降りたい駅ではなかったらしくまた乗り込んで座り直していた。
なかなか強者・・・。ふつー、本を落とした時点で気が付くものだけどなぁ。