オトモダチのこと

自称猫科のワタシとしては、飼い猫であろうと野良猫であろうと遠慮なくオトモダチになろうと近寄っていく。

この1ヶ月余りの間に仲良しの子をふたり失いました。
ひとり目は通勤途中の茶トラ、日曜日の朝に車に跳ねられたと上司から知らされました。
生まれたて時から見ていた子だけに思い入れはひとしおでした。

ふたり目は桶川の白黒柄の鼻黒。
ちょうど2年前に自販機前で出会い、膝の上にずかずかと乗り込んでくる態度がかわいくて虜になりました。
せっせと桶川に通ううちにいろんなクセや好みを覚えました。

昨日、いつものように8時半頃に受け付け前に到着し、たっぷり遊べると探し回ってみたがどこにもいない。

受け付けで「昨日、車庫の向こうで車に跳ねられて…」と聞きました。
早朝の猫仲間数人でしばらく沈んでしまいました。
受け付けをすませてからも、いつも構う相手がいないのでみんなそそくさと支度をして車庫に向かってしまいました。

彼女は、車庫脇の新しい駐車場につながる道の脇に埋めてもらったようです。
冷たい雨の日にいってしまいましたが、最後まで可愛がってもらえてよかったね、とちょっと安堵しました。


ふたりのオトモダチには、いっぱい写真を撮らせてもらいました。

野良猫の平均寿命は2年と短いと聞いていたが、車に跳ねられた猫を見ることは珍しくないから、確かにそうなんだろうなと、ふと思いました。