時代は変化する

ブライダルの引き菓子を扱うようになって早数年たちました。
内のし、外のし、慶弔の包み方、などなど調べながらあれこれ覚えていったものです。
当時、格式高いホテルでの挙式の場合は必ずのし紙をつけたもので、リボンかけは略式となるために断られるとの話でした。
見栄え重視の若いお客様にはのし紙をかけた上にリボンをかけて欲しいとの要望が出た時には、かたくなにお断りしました。
ところが最近、引き出物を扱っている進物系のサイトで目にしたものは、「のし紙をかけた上に、あでやかにリボンでお包み致します」とのコメント(@_@) びっくりしました。
大阪のかなり有名なホテルの方にお話を伺う機会があり、その方曰わく「引き出物はのし紙でも引き菓子はかなりの割合がリボンかけに要望が変わっていますよ」とのこと。
引き出物はご両家の親御さんがこだわりますが、引き菓子はお若い新郎新婦のお好きにされる方が増えて形式にこだわらなくなったからでしょうかとの話も。

あと数年すれば引き出物も、のし紙の上にリボンがかかっていても違和感なくなるだろうなと感じました。
かつての水引が印刷に変わってしまったように。