高尾山界隈

nodatesashimi2009-04-08


春の花を訪ねて高尾山に登ろうと出かけました。

朝のラッシュの山手線をやっとの思いでくぐり抜けた新宿駅
京王線に乗る予定が京王新線というものが出来たために大混乱、先行きが不安になりました。

京王線でゆったり終点の高尾山口まで爆睡していましたが駅を出るとそこは春爛漫でした。

履きなれたトレッキングシューズに山用のTシャツとパーカーを着て、フリースはザックの中に。
駅横の売店助六とお茶を購入して帽子をかぶって準備万端。

やや変なひっかかりのある足首をかばいながら10時出発で日影沢林道を目指して川沿いを歩きます。
途中でリタイアしてもバスがあること、てっぺんまで行ってバテてもケーブルカーで帰れること、
この点で高尾山を選びました。
一般的なコースタイムは無視し、ひたすらのんびり花を愛でながらの山歩きです。
時々立ち止まって地形図とコンパスで地図の見方の実践練習も兼ねました。

林道の道々にはガイドブックで見た可憐な花がたくさん咲いています。
これだけでも来た甲斐があります。

日影沢林道の途中から尾根に向けて急坂を登った先で、左に行けば高尾山山頂、右に行けば小仏城山山頂。
小仏城山まで行ってから高尾山にむかっても時間的に余裕がありそうでしたので小仏城山方面に向かいます。

険しい起伏もなく歩きやすい道が続きますが足は疲れてきているはず。ゆっくりのんびり決め込んで歩き続けました。

一丁平付近のベンチで助六を食べてお昼休憩です。といってもすでに1時半を回っています。

食休みもそこそこに重い腰を上げて小仏城山山頂に到着。
トイレ休憩とそこで遊んでいた猫をかまって山頂に植えられた色とりどりの花の写真を撮って楽しみます。

頂上にある看板を見ると、どうやらここから相模湖方面に抜けられる様子。
地形図とにらめっこしてしばらく考え、この先のぼりはなさそうだし、高尾山方面に行ってもケーブルカー付近は
人であふれているかと思うと相模湖方面に下ることを決意。


・・・この道がまた大変で(泣)

下る一方なのですが、結構傾斜が急なのとかなりの距離を階段で占められ歩行のピッチが合わずにしんどかったです。
下りきった先で枝垂桜がきれいなお寺があったのでちょっと寄り道してみました。
4月8日はお釈迦様の花祭りということで、本堂の入り口には甘茶が準備されていました。
お釈迦様にかける甘茶と、お接待用のポットに入った甘茶があり、遠慮なくいただきました。
ほんのり甘くて疲れた体にはとても嬉しかったです。

お寺を出た先の甲州街道沿いにバス停があるのを見つけ、相模湖駅まで行くバスがあったので乗りました。
中央線で高尾駅まで行き、そこで京王線に乗り換えて朝来たルートを逆に帰路につきました。

山ではトレッキングポールを持っている人にずいぶん出会いました。
やはりこれは必要なようです。特に下りでは転ばぬ先の杖として役立つかと思います。

のんびり1人で山歩きもいいものです。子供の頃に紀州の山中を駆け回っていた頃を思い出します。