信濃〜信州紅葉ツーリング2日目
宿の露天風呂につかってぼんやりビーナスライン方面の山を眺める。
稜線がはっきり見える。久しぶりにすっきり晴れたビーナスラインを走れそうな感じ。
昨日買ったパンをかじって身支度を整えバイクにリアバッグを留めていると、観光バスの運転手さんが
話しかけてきた。
今日はどこまで行くのか尋ねられたが、行き先は決まっていないと話すと笑っていた。
この辺は土地勘もあるので地図がなくても何となく走れてしまうし、距離感も割合正確に測れる。
南紀にいた頃は信州なんて遠くて夢の先だったが、こうして手軽に来れるのは関東と近いと思う。
木曽福島、塩尻、安曇野、大町、北西側の山々も、八ヶ岳、中央アルプス、とりわけ常念岳はむかしからの憧れで
そのうち登ってみようと思っている。
実際は登るとその山は見えずがっかりするのかもしれないけれど、それでもいい。山は祈りの場所でもあると思うから。
白樺湖方面から車山を経由して
美ヶ原の高原美術館から北側に下りる道の途中、さわやかな白樺林の中を通ります。
あまりのきれいさに見とれてしばし休憩。
どんどん下って行き、浅間温泉まで降りたところでその先を考える。
青木峠を越えて道の駅あおきにてお昼休憩。野沢菜おやきを2個とカスタードクリーム入りの大判焼き1個を購入。
ここの野沢菜おやきは実は大好きだったりする。
この後はいつものごとく宛もなくふらふらと走り回り、下道が飽きた頃に下仁田のインターが待っているという
最近よくやるパターンになってしまった。
今回はお天気に恵まれ、カッパはリアバッグの奥に仕舞ったままで取り出すことはなかった。
信州の紅葉は山頂からゆっくり山を降りてきている印象で、もうしばらくは楽しめそうな感じだった。
それが過ぎると一気に冬支度となる。そうなるとバイクではもう無理。春の雪解け時期まで信州はお預け。